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  • 国語の大切さ!

    2022年8月25日

    外国語やプログラミング、SDGs、金融教育など、親世代が学生だった頃に比べて今の学生はとても学ぶことが多いです。

    その中で、現在教員の間で問題視しているのが「子供の国語力」だそうです。

    教員の8割が感じている「子供の国語力低下」が引き起こす深刻な問題(集英社オンライン) – Yahoo!ニュース

    語彙についてはACE(エース)でも出来る限り指導を行っていますが、定着は塾だけでは難しく家庭環境に左右される面が多いです。

    国語力は生活にどのように影響するのでしょうか?

     

    国語力とは

     

     

    よく耳にする『国語力』ですが、国語力とは国語の知識を指すのではなく、正しくは「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」「国語の知識」「教養・価値観・感性等」で構成される、日本語を運用する総合的な力を意味します。

    漢字や慣用句の知識、さまざまな情緒に関する表現を理解したり使ったりする力、論理的思考力、読解力、設問に適切に答える解答力なども含まれます。

     

    国語力が低いとどう影響するか?

     

     

    国語力の低下が招く悪影響には、「想像力が低下」「言葉がうまく使えない」「本を読んでも頭に入らない」などがあります。

     

    想像力が低下する

     

     

    想像力の低下と言われてもイメージがつかめないかもしれませんが、わかりやすいイメージで言えば、『人の気持ちがわからない』ではないでしょうか

    ・なぜ、この言葉を言われたのか?

    ・なぜ、あの時あのような事をしてくれたのか?

    それを考えることが苦手です。

    「考える力」「感じる力」が低ければ低いほど、その傾向がみられます

     

    言葉がうまく使えない

     

     

    ここ最近、増えてきていると感じるのが言葉を「うまく使えない」生徒です。

    「うまく使えない」というより、文脈が前後で合わなかったり、言葉の意味がわからないので意味が通じないと言う事です。

    中学生でも3年生くらいになると急に難しい言葉が出てきたり、難しい慣用句の知識が必要になってきます。

    いままでは現代文でいい成績を取っているけど、2年生の後半から点数が取れなくなってきたなどあれば、そういう知識が低いのかもしれません。

     

    本を読んでも頭に入らない

     

     

    個人的に「本を読んでも頭に入らない」という悪影響が一番問題だと思います。

    社会に出て仕事を始めれば、本を読む機会は必ず出てきます。

    しかし、書かれている内容がわからなければ仕事になりません

    ドン・キホーテが高校の偏差値が40以下なら採用しない旨を明文化して話題となりましたが、こういったことが背景にあるのかもしれません。

     

    どうすれば国語力を育てることが出来るのか?

     

     

    ここまで読んで頂けたら「国語力」の重要性が理解して頂けたと思いますが、気になるのは『どうすれば国語力を高めることが出来るのか』ではないでしょうか

    ここからは、国語力の育て方についてご説明します。

     

    活字への免疫を身に付けよう!

     

     

    国語力を育てるのに最初に必要となるのは、活字への免疫です

    活字と聞くと、大人でも抵抗がある人は多いと思いますが、活字に免疫がなければ先へは進めません。

    文部科学省でも、読書は国語力を伸ばすために極めて重要である表明しており国語力を育てる上で最重要になってきます。

    しかし、いきなり活字の文章を読ませると子供は反発します。

    歴史が好きなら伝記や、理科が好きなら図鑑など子供の興味に合わせると始めやすくなります。

     

    知らない言葉は調べよう!

     

     

    昔から言われている事ですが、「わからない言葉は調べる」ことがとても大切です。

    言葉を調べる事、知っている言葉がどんどん増えていきます。

    知っている言葉が増えていくと本を読めるジャンルが広がり、広がる事で自然と国語力が育っていきます

     

    「読む・書く」の反復をしよう!

     

     

    国語力を育てるには、国語の知識が必要となります。

    その為、小学校中学年から中学生の期間は多くの問題に触れ漢字や言葉、文法や指示語などを覚えていく必要があります。

    また、多くの問題に触れインプットをするだけではなく、作文や手紙などで言いたいことが伝わるかアウトプットする事も大切です

    親子で交換日記をする。

    親子でお手紙を書く。

    など、そういう習慣があれば親子のコミュニケーションも取れていいかもしれません。

     

    コミュニケーションが大切

     

     

    国語力を育てて行く上で、日々のコミュニケーションはとても大切です。

    親が言葉遣いが悪ければ、子供も言葉遣いが悪くなりますし、なんでも「やばいよねー。」と会話していれば、子供はなんでもやばくなります。

    特に、播州弁は綺麗な言葉ではありません。

    その点は注意する方が良いかもしれません。

    また、答えを早々に出させようと誘導する方もいますが、それは子供の考える機会を失わせるだけです。

    子供が小さければ小さいほど忍耐力は必要となりますが、出来る限り一緒に考えたり子供に意見をさせる様にしてください

     

    ルールを縛っていかない

     

     

    最後になりますが、国語力を育てようと無理に本を読ませたり感想を強要すると子供は反発し失敗に終わります

    小説などを読まない子供には、はじめは漫画からスタートしたり、旬な本を読ませたりすることも必要です。

    国語力を育てる事は簡単な事ではなく時間と根気が必要になるものです。

    あくまでも子供を主体に、親は子供をサポートするイメージでゆっくり始めて行ってください