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ACE(エース)の大学受験
2022年8月13日夏休みも中盤に入り、いよいよ大学入試がスタートします。
最近の傾向としてACE(エース)では明石医療センター付属看護専門学校や私立看護大学を志望する生徒が多かったのですが、今年は私立文系の大学受験生も通っています。
今回は、これから私立文系大学受験を目指される保護者や生徒に向けて記載していきます。
大学はなにで決める?
大学の決め方にはいろいろあると思いますが、大きく分けて下記の通りになると思います。
①家から通えるか?
②ネームバリューで考える。
③学部学科と大学の学習内容で考える。だと、思います。
どれを選択しても正解だと思いますが、ここでACE(エース)からアドバイスをするならば、家からの距離や雰囲気を知るためにも2年生までにオープンキャンパスや学際に参加しておくことです。
なぜ、2年生から行くことを勧めるかというと、1つは、高校3年生の時期に行く時間がもったいないという事です。
受験勉強を始めていくと、どうしても時間に追われます。
気分転換やモチベーションアップの為に行くことも良いかもしれませんが、出来る限り勉強する時間に費やした方が良いと思います。
2つ目の理由として、2年生から明確な志望校があると受験方法の選択肢を考える時間が増えます。
ほとんどの塾でも現在は高校2年生の夏ごろから受験勉強が始まりますが、2年生までに志望校を決めてくれると生徒に合った受験方法を考える時間も対策をする時間も出来ます。
周りより早く受験勉強をスタートできることで、受験に有利になります。
大学を決めたらする事は?
志望校を決めたら当然勉強がスタートしますが・・・。
スタートする前に必ず1つ決めておいた方がいい事があります。
それは、共通テストを受験するかどうか決める事です。
ACE(エース)ではセンター入試時代は、必ず広く浅い知識が必要なセンター入試の対策から始め、センター入試利用も視野に入れて受験対策をしてきました。
しかし、現在の共通テストでは私立大学の問題とはかけ離れており、国公立を希望しない生徒に共通テストの勉強をさせるととても負担となります。
高校2年時で共通テストの過去問を解いて、自分に合ってる場合は共通テスト利用を視野に入れて対策する方が良いと思いますが、解いて問題に合っていない場合は共通テストの対策はしない方が良いと思います。
推薦と一般どっちを狙う?
推薦入試か一般入試かどちらを狙うかは自分の通知表や学力と相談となります。
が・・・。
現在の傾向では公募推薦やAO推薦に人が集まり一般前期や後期が受かりやすくなっています。
また、2020年度や2021年度の入試は新型コロナウイルスの影響で地方からの受験者が減りましたが、2022年度は持ち直しているため推薦が激化すると考えられます。
そういった事を考慮すると一般入試は狙い目かもしれません。
行きたい学部がない場合は?
将来の為に大学には行きたいけど、”これと言ってやりたい勉強がない”という人も多いと思います。
そういった人に勧めているのは心理学や法学部です。
心理学部では、発達障害をはじめ人の心理を学ぶことが出来ます。
大人になり親になってから思うことが多いと思うのですが、”何で子供が言う事を聞かないのか?””子供が何を伝えたいのかわからない”と感じることがあると思います。
そういった時に心理学を学んでいると、子供の気持ちに立って考える事が出来たり、自分のストレスを軽減できるのではないかと思います。
次に法学部を勧める理由としては、他の学部と比較すると必修科目や卒業論文の提出がない大学が多いからです。
法学部がある大学では、やはり司法試験に一人でも多くの学生が合格してほしいと考えています。
その為、司法試験の勉強時間を確保するために、必修科目が少なかったり卒業論文がなかったりしています。
英検は取っておいた方がいい?
結論から言えば、高校2年生までに取得する場合は受験した方が良いと思いますが、高校3年生からはわざわざ受験する必要はありません。
理由として、高校3年生から英検対策をするより一般や公募などの対策をする方が有意義だからです。
しかし、取らなくて良いというわけではありません。
準2級なら神戸学院から甲南大学、2級なら甲南大学以上など英語に通用するのではないかと基準が出来ます。
また、2級以上を取得していると一般入試で加点があったり、推薦でも受験資格を得ることが出来るなどメリットはあります。
指定校推薦は受けた方がいい?
最近では指定校推薦を狙う生徒がとても多くなっています。
指定校推薦の場合、高校の校内選考で決まれば入試で不合格になる事はまずありません。
その為、最近では指定校推薦を狙う生徒が多くなっているのですが、実は失敗している生徒も多くいます。
失敗例①
何をもって失敗かは本人によりますが、一般入試を受験したくない一心で自分の学力よりも低い大学に行く生徒がいます。
例えば、模試などで産近甲龍でC判定が出ている場合、半年間一生懸命勉強すれば普通に合格が見えてきます。
しかし、安全に合格したい一心で一つランクの低い大学を志願し、決まった後に後悔(指定校推薦は必ず進学しなければなりません)する生徒も一定数います。
失敗例②
良く耳にする話ではありますが、指定校推薦がダメだった時に全く勉強をしてこなかったので一般入試に間に合わない生徒も一定数います。
このケースは意外にも学校で成績が良い人に多く、本人も親もふたを開けたらびっくりします。
なぜそういうことになるのかと言うと…。
学校の成績を良くするために学校の勉強は一生懸命してきているのですが、受験勉強は全然出来ていないという事です。
学校はあくまでも学校で、大学入試に通用する勉強はしていません。
一生懸命学校の成績を上げていても、大学入試の学力には全く足らず、いざ受験対策が始まると全然出来ていない全然点数が取れないとびっくりします。
指定校推薦を狙う際に気を付けた方がいい事は?
ACE(エース)に通っている生徒にいつも言う事は、“指定校推薦だけにとらわれず一般を意識する”です。
指定校推薦はあくまでも一つの方法で、期待しすぎるとダメだった時の精神的ダメージも一般入試の勉強量も大きくなります。
そして、受ける際はあくまでも自分のレベルより1つか2つランクを上げる事です。
ACE(エース)では指定校推薦は受かればラッキー程度に位置付けているため、自分の行けそうな大学に受験する事は絶対にさせません。
第一志望でこの大学じゃないとダメだ!と、言うような場合は止めませんが、あくまでも自分の行けそうな大学より1つ2つ上の大学を受験する様にしています。